人工芝を購入する際に、
人工芝って雨に弱いの?
水はけが悪くて、滑りやすくなったりするの?
と考える人は多いかもしれません。
しかし、人工芝は雨に強い素材で作られており、適切に敷かれている限り、水はけも良く、滑りにくい状態を保てます。ただし、正しく敷かないと、水はけが悪くなり、滑りやすくなる可能性があります。
人工芝を正しく敷けていないと、何が起こる?
人工芝を正しく敷けていないと、以下のようなデメリットがあります。
水はけが悪くなる
人工芝が適切に敷かれていないと、雨水が溜まりやすくなります。これは、下地がしっかりと整っていない場合や、勾配がついていない場合に起こりやすいです。水が滞留すると、人工芝の下に水がたまり、芝が持ち上がったり、早期に劣化する原因となります。
滑りやすくなる
水はけが悪いと、芝の表面に水が溜まり、滑りやすくなります。特にお子様やペットがいるご家庭では、転倒のリスクが高まり、安全性が損なわれます。
カビや藻の発生
水はけが悪いと、湿気がこもりやすくなり、カビや藻が発生するリスクが高まります。これにより、見た目が悪くなるだけでなく、健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。
雨に強い人工芝を作るために気を付けること
それでは、雨に強い人工芝を作るためには、どのようなことに気を付ければよいのでしょうか。
日本人工芝委員会では、以下の3つに気をつけて人工芝を敷くことを推奨しています。
①適切な下地作り
下地がしっかり整えられていないと、雨水が正しく排水されず、上記のデメリットが発生しやすくなります。特に、下地の材料や施工方法が重要です。
下地の施工方法については下記に簡単に示しておきます。
手順
1. 下地として砂や砕石を使用し、平らに整えます。
2. 必要に応じて防草シートを敷き、雑草の発生を防ぎます。
3. 勾配を持たせることで、雨水が自然に流れるようにします。
下地の選定などについて詳しく知りたい方は以下の記事を読んでください。
②排水用の勾配を確保する
勾配がないと、水が流れずに溜まってしまいます。適切な勾配を確保することで、水が自然に排水され、人工芝が常に乾燥した状態を保ちやすくなります。適切な勾配の作成方法についても簡単に示しておきます。もっと詳細に知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
手順
1. 人工芝を敷く場所全体に対して、1〜2%の勾配を持たせます。
2. 勾配に従って排水口や水路を設置し、水が効率的に流れるようにします。
③排水性のある人工芝を選ぶ
排水性が高い人工芝は、雨水が素早く芝を通り抜け、下地に排水されます。これにより、水たまりや滑りやすさが軽減されます。
排水性の高い人工芝は、オンラインショップで簡単に購入できます。おすすめのオンラインショップは以下になります。
まとめ
人工芝は正しく敷かれれば、雨にも強く、水はけも良好です。下地の準備や勾配、排水性のある芝の選択をしっかりと行うことで、長期間にわたり快適な人工芝生活を楽しむことができます。適切な準備を行い、雨の日でも美しく快適な人工芝の空間を実現しましょう。